御殿場肝友会だより 2016年2月19日

御殿場肝友会だより

暖かかった冬が、一変して真冬となった2月も半ばを過ぎ、河津ザクラが満開となりました。春が待ち遠しく感じられます。皆様お元気でお過ごしでしょうか。
最近の相談勉強会での話題を提供しましょう。ご夫婦でC型肝炎、B型肝炎のEさんご夫妻は、大変な苦労をされてきた経過を、淡々と話されています。奥様は、インターフェロン注射を受けに、東京都八王子市まで1週間ごとに通いました。毎回、片道2時間かかりました。朝早く病院へついても200人が待っている。長い時間病院内で過ごし、終了して帰りついた小山駅前のバスは、乗り遅れたら数時間はない。夜の7時に帰宅したこともあった。寒さが苦手、電車の中の冷房が嫌だった。幸い湿疹等の副作用はなく、疲労感もなかったのでやり通せました。現在3か月に一回の通院です。仕事に週4回通っているので精神的に安定している。ご主人と二人暮らしで、ご主人にはとても助けていただいたようです。それに対してご主人は「できる範囲のことをやっただけです。妻が悪くなると自分が困る。」と照れていました。ご主人のお話です。人間ドックで異常を言われていたけど、悪くなっていなければ良いと思って、長い間放置した。1週間に4㎏太ったので市内の病院へ入院したが、良い先生に会えなかったので、市立病院に行った。先生が、「腹水がたまっている。もう少し遅くなっていたら危なかった」。ここで、ご主人が持参された血液検査データを、伊豆肝友会の小林先生が見ました。「肝硬変と思います。脾臓が大きくて白血球が少なくなっている。アルブミン3.3gでもう利尿剤はいらない。食道静脈瘤がありますか。」と親身になってご相談を受けられました。そして、「エンテカビルと言うB型肝炎治療専門薬を使って、HBV-DNAを調べていく方向へ行ってみましょう。」とアドバイスをされました。その後、Eさんご夫婦の掛け合い漫才のような話が続き、それにAさんが加わり、和やかに会は進んでいきました。「私も昔は、酒は飲んでいた。」「妻の兄は40台で死んだ。飲酒が大好き。腹水がたまって腹水穿刺して帰りに酒を飲んでいた。」などと話が進んでいきました。肝臓病の相談勉強会と言うよりは、患者さんの交流会と言う雰囲気です。時々、「検査は本人が言わなければ検査してくれないのでしょうか。」と奥様が荒川先生に問い合わせると、「ふつうは先生自身で検査します。」など、普段の診察室では聞けないような問答になりました。ご主人は「肝臓の病気は、見た目に何ともないので嘘つき病気と言われた。人に話すのは嫌だった。」と、今までの苦労を話しました。Aさんが「ここ、肝友会では話がしやすい。患者でなくては、話は理解してもらえない。お互いが話してくれることが理解できる。このような会があれば相談できたけれども、当時は一人でやるしかなかった。人に話すのは嫌だった。家族でも聞いてくれない。肝友会に来て皆さんの話を聞いていると知識は広くなる。」
会長さんは語っています。「御殿場肝友会相談勉強会には2つの大きな目的がある。一つは肝臓病が治るための会。新しい治療法を紹介して治る事を専門の医師や薬剤師に相談ができる。二つ目は患者通しのウソ・隠しのない話し合い。友の会、お互いの心のケア―ができる会。すなわち患者通しの交流会。」
御殿場肝友会は、一人でも多くの患者さんの力になれるようにこれからもやっていきます。ご病気で今の治療に納得されていない方、病気のことについてもう少し細かく話を聞きたい方。どうぞ御殿場肝友会相談勉強会に来てください。連絡先は御殿場肝友会事務局へ。
御殿場肝友会事務局 0550-86-0800(時之栖・荒川クリニック内)